新潟県新潟市のとある公園であった話です

新潟県新潟市のとある公園であった話です。

小学生だった私は友人と二人で自転車に乗って公園に遊びに来ていました。

その公園は墓地に隣接しており、昼間でも薄暗く不気味な雰囲気だったことを覚えています。

視線を感じてふとベンチの方を見ると、女性の首から上がベンチの上に乗っているのに気づきました。

私はしばらく身体が動かなくなりその女性と見つめあいました。

友人が「どうしたの？」と声をかけてきたのをきっかけに正気に戻ったように恐怖が襲ってきました。

「あれ！こわい！」私は女性の首を指さしてから、自転車に乗ってその公園から逃げました。友人もその方向を見て「わっ」と声を出してから私を追いかけてきました。

公園から離れたところで友人と、「見た…？」「見たよ、女の人だよね」と話をしたのを覚えています。

二人とも同じものを見ていたのです。私が幼いころの、忘れられない恐怖体験です。