名無し
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佐賀県鳥栖市の県立高校。私は本が好きで、いつも閉館ぎりぎりまで学校の図書室にいることが多く、その日の放課後も図書室で本を選んでいました。小論文の参考にしようと、棚に並べられていた『imidas』を抜いた時、隙間からちらっと女子の制服の胸あたりが見えました。その時は特に何も思わなかったのですが、机に戻って本を読んでいるとしばらくして「もう君だけですよー。締めますよー」と図書の先生に言われました。あの子は帰ったのかな、と思いながらimidasを棚に戻そうとすると、本の間の細い隙間からやっぱり制服のリボンが見える。なんだ私だけじゃないじゃん、閉館だよ、と声をかけようと棚の裏側に回ると、そこには誰もいませんでした。それからも私は図書館を利用し続けましたが、あの本を抜くと彼女がいるような気がして、学校でimidasが読めなくなりました。
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