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岩手県岩手郡雫石町の旅館に1泊2日の家族旅行。そこで不思議な体験をしました

更新日:2021-10-09 11:01:05
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6年程前になると思います。主人と2歳だった長女を連れて岩手県岩手郡雫石町の「とある旅館」に1泊2日の家族旅行。職場復帰して、1年以上経つのに仕事に、家事に育児に悪戦苦闘。心の中は渦中の日々。「やったー、息抜きできる-」と車を走らせ家族で向かいました。雫石と言えば小岩井農場が有名ですよね。
でも、一つの町でも歴史を辿れば違う出来事があった場所もあるのです。旅館に着いて車を降りた途端に、ただならぬ違和感を覚えました。一言で表現するなら「異様な雰囲気」でした。正直申し上げますと、旅館で働いている方々にも違和感を覚えました。その日の宿泊客は我が家ともう一家族でした。日帰り入浴の常連のようなお客様が居たの
が安心感へ繋がりました。
 旅館の隣には、夜9時頃まで営業しているフラワーガーデンもあったので旅館の従業員の方に「ぜひ、行ってみてください」と言われて夜に外に出て確信しました。
 どうしても、あのとき感じた違和感の原因を知りたかったのです。それと、主人と夜外に出た時、母親と小学生低学年くらいの男の子が歩いていたからです。「静岡に帰りたいから、もし車があるなら新幹線で帰ることにするから途中まで乗せてくれないませんか」と言っていました。「途中までって、今はもう夜ですから」とお答えしました。男の子の手を繋いだお母様は、「分かりました」とだけ答えました。その親子との会話をしている間にフラワーガーデンはお客様の入店が少なく営業時間より早く終了し、ライトが消えて真っ暗になりました。お客様の出入り状況によっては、早く終了することもあると旅館の方から聞いていたこともあり、そのときはさほど気にしないようにもしていました。そして、「あのー」と親子に声を掛けようと振り返ったときは親子の姿はありませんでした。真っ直ぐな国道沿いだけに、主人もさすがにびっくりしていました。
 でも、この異様な違和感をどうしても知りたくて調べました。1971年7月30日に起きた全日空機雫石衝突事故の空中から黒い塊が墜ちてきた現場の一部だと確信しました。黒い塊は、そのときの事故で亡くなった162名の遺体の残骸だったのだと後から調べて分かりました。
 出発地は千歳空港、目的地は当時の名で言えば東京国際空港(現羽田空港)ともそのお母様はおっしゃっていました。経由して自宅のある静岡に帰ると。
 その後自分で調べて岩手県雫石町には、「慰霊の森」と場所があり、地元の方が慰霊碑のお手入れやお供えをされてお守りしてくださっているそうです。
 2020年になった今、岩手県雫石町での墜落事故からは49年が経ったのでしょう。ですが、まだ彷徨っている魂があるということを忘れないことが、わたしたち生きている人間ができる供養だと思うのです。
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