消えた乗客のタクシー怪談
深泥池で最も有名なのが、タクシーに乗せた女性客が目的地に着くと座席から消えており、シートが濡れていたという怪談です。この種の消えた乗客の話は各地にありますが、深泥池のものは特によく知られています。
池の畔は昼でもどこか寂しく、古い葬送の地が近かったことなども噂の背景として語られます。心霊現象の裏づけはありませんが、京都の怪談を代表する場所として定着しています。
貴重な自然としての価値
深泥池は、氷河期以来の動植物が生き残る国の天然記念物です。怪談の舞台という以前に、世界的にも珍しい生態系を持つ学術的な宝庫であることを知っておきたい場所です。
池や水辺は保護されており、立ち入りや生物の採集はできません。訪れるなら周囲の道から静かに眺め、貴重な自然を守る意識で接してください。