御崎馬という存在
御崎馬は、江戸時代に藩の牧場として放牧された馬の系統が、そのまま半野生化して現在まで続いているものです。人の管理は最小限で、群れを作り、自力で草を食み、季節に応じて岬を移動しています。
国の天然記念物に指定されており、餌をやることも、近づいて触れることも禁じられています。おとなしそうに見えても野生の動物であり、蹴られれば大怪我をします。車で近づく際も、道路上にいる馬を驚かせないよう徐行が必要です。
夜の岬で語られること
都井岬が心霊スポットとして名前が挙がるのは、その立地によるところが大きいでしょう。岬へ至る道は片側が海、片側が斜面で、街灯はほとんどありません。海霧が出やすい土地でもあり、視界が急に落ちます。
そして最大の要因は、暗闇の中に馬がいることかもしれません。ヘッドライトの光が届いた先に、突然大きな影が浮かび上がる。心の準備がなければ、それが何であるかを認識するまでに数秒かかります。編集部に届く投稿でも「道路に何かが立っていた」という表現がしばしば現れます。
岬周辺には戦争遺構も点在しており、それらも噂の材料になってきました。
訪れる際に
都井岬灯台は一般公開されている数少ない灯台のひとつで、上まで登って日向灘を一望できます。開放時間があるため、事前に確認してください。
岬には国の特別天然記念物に指定されたソテツの自生地もあります。日本におけるソテツ自生の北限に近い場所として貴重なものです。
夜間の走行では、必ず速度を落としてください。馬が道路上にいることは日常的にあります。クラクションで追い立てる、ライトを浴びせ続けるといった行為は絶対に避けてください。