高校生の頃、夏休みに友人と自転車で、東京から千葉県の海へ行った時の話です

高校生の頃、夏休みに友人と自転車で、東京から千葉県の海へ行った時の話です。

無茶苦茶な計画だったので、帰りは真っ暗になってしまい、仕方なく国道沿いにあるコンビニで一晩を明かすことにしました。

すぐ近くに個人経営のレストランがあったので、僕たちはそこで晩ご飯を食べることに決めました。

お店の中に入ると、薄暗い照明で店主も不気味な雰囲気です。

注文して待っていると、トイレに行った友人の一人が血相を変えて戻って来ました。

「トイレの便器が突然ガタガタ揺れて怖い…」

というのです。

一緒にトイレへ行ってみると、照明が突然バチバチと消灯、点滅を繰り返し、和式の便器がゴトゴト！と音を立て始めました。
ぎゃあ！と叫んだ私たちはトイレから飛び出しました。

会計を済ませて、すぐに帰ろうとしたその時、若いカップルが来店しました。

女の子は「このお店…なんか怖い…」

と言っていました。