日本鉄道史の記念碑
旧逢坂山隧道は1880年に完成した、外国人技師の手を借りず日本人だけで掘り抜いた最初の鉄道トンネルです。日本の鉄道技術の自立を象徴する、極めて重要な土木遺産です。
路線の変更で役目を終えた後は廃隧道となり、その古さと閉ざされた坑内の雰囲気から心霊の噂も語られるようになりました。しかし本来は誇るべき近代化の記念碑です。
産業遺産としての見学
現在、東口の坑門が保存され、近代化産業遺産として見学できます。内部は施錠され立入はできませんが、歴史を刻んだ坑門を間近に見ることができます。
訪れるなら、肝試しではなく日本の鉄道史をたどる目的で。坑門や周辺の逢坂の関跡とあわせて、歴史の厚みを味わうのがふさわしい向き合い方です。