#心霊体験詳細

中学生の頃、頻繁に金縛りにあっていて、夜一人で寝ることが怖かった時期がありました

更新日:2021-12-24 09:47:19
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怖い心霊話とは違うかもしれませんが、私の体験を書かせて頂きます。中学生の頃、頻繁に金縛りにあっていて、夜一人で寝ることが怖かった時期がありました。親に相談しても多感な時期だから、とか疲れてるからじゃない?と言われて毎日のように起こる金縛りへの対処方は見つからず諦めていました。ロフトベットで寝ていた私はいつものように金縛りにあいつつ、目を開けるのは怖いので目を瞑ったまま時間が過ぎるのを待っていました。すると、かたをトントントンと叩かれて自分以外に誰もいないし金縛りの途中なので怖くて怖くて・・・。目は開けたくないし、お母さんに助けてと言おうか・・・などいろいろ頭のなかで考えて手足を動かそうとしても動かずで時間が過ぎていきます。すると、ドンドンドン!!と今度は強く叩かれてあまりの恐怖に目を開けてしまいました。そこには赤ちゃんの顔だけがロフトベットの枠の間から覗いています。普段怖いので電気はつけっぱなしで夜は寝ていたのですが、電気の紐と笠がまるで風に揺られているように動いて電気がビリビリと付いたり、消えたりしています。金縛りは続いていましたが、目の前にある赤ちゃんの顔から目が離せなくお互いじっと見つめ合っていました。幽霊だと直感的に感じているはずなのに、何故か怖いという感覚はなくしばらく見ていると赤ちゃんの声が脳内に入ってくるような聞こえ方をしました。「僕を・・・みつけて・・・忘れないで・・・」と私の頭に話しかけてきてその後から意識はありません。次の日、両親に赤ちゃんが現れた話をすると両親は血相を変えてしばらく神妙な面持ちをしたあとに、話し始めました。私は三人姉妹の長女なのですが私と妹の間にもう一人実は兄弟がいたこと。それは弟で名前も決まっていたけれど私と妊娠中の母親が階段で躓いて転んだ際にその弟を流産してしまったこと。昨日が弟の命日だったこと。私はそんなこと聞いたこともなかったので驚きました。私と妹の間には年の差が少しあるのでそういう事もあったのかと。父方の祖母が跡継ぎをとにかく産んでほしいと男の子を希望していて、母親は男は絶対にいらない!と思っていたようです。だけど名前も決めていたのに何の因果か階段で躓いて流産となってしまい、それからは妹二人が生まれ・・・。弟になるはずだった胎児は母親に望まれてないことを知って流産の道を選んだのだろうか、弟がいれば今の妹二人にも会えて無かったのかもしれない、女の子として生まれ変わってきてくれたのか、それとも私たち家族を見守ってくれているのか・・・。中学生の時はその事実を知ってすごくショックではありましたが、結婚して子供がいる今、いろいろなことが頭をよぎります。金縛りは、それ以降一切なくなってもしかしたら私の弟は自分のことを知ってほしかったのかなと今では思います。顔をみたとき、怖くもなかったし、本当は一緒に成長して姿を見たかったな、と思います。中学生のあの日から、私は命日の日には必ず心の中で手を合わせます。実家の家は三人姉妹全員嫁いだ為、お家断絶となってしまいますが母親はそれでもいいそうです。あの日一回だけ、姿を見せてくれた弟に私はこれからも感謝して弟の分も生きて、いつか天国で会いたいです。
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