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私の部屋は仏壇の後ろにある部屋で、寝るときは枕を壁に向けて、壁を挟んではいましたが・・・

更新日:2020-02-16 20:42:25
#体験 #部屋 #誰 #音 #顔 #実家 #朝 #壁
当時、宮城県にある父の実家で暮らしていたときの体験です。

私の部屋は仏壇の後ろにある部屋で、寝るときは枕を壁に向けて、壁を挟んではいましたが仏壇の後ろを横になって眺めるような位置で寝ていました。
時刻は確認していないので不明ですが、家が静まり返っていたので恐らく夜中だったと思います。

…ふと意識が覚めました。

目を開けるほど起きてはいないけど、意識だけは起きているような、そんな感覚です。
なぜ意識が覚めたのかよくわからず、とりあえずもう一度寝ようと思ったのですが、部屋の入り口に誰かが居るような気配がしました。
一緒に住んでいた従弟がよく部屋に来るので従弟かと思いましたがどうにも気配が曖昧な、薄い気配だったことを覚えています。
入ってくるのではないかと耳の意識をそちらに向けていた時、突然、枕もとを上に下にとどたばた走り回る音がしました。

ですが、私は枕を壁に向けて寝ています。

部屋の中に向かって走るならまだしも、壁を抜けて走り回るのは生きている人間には無理でしょう。
しばらくその走り回る音を聞いていた時、左向きに寝ていた私の腕を押し上げて何かが出てくる感覚がありました。
違和感を感じてやっと開けた目に飛び込んできたのは、私の腕を押し上げながら這い上がってくる、生気のない青白い顔をした笑い顔の少年でした。

その後は気づいたら朝になっていました。

あの少年が誰だったのか、部屋の入り口にいた気配と走り回る音の正体が何だったのか、未だにわかりません。
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