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青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海の心霊の噂は本当か|成り立ち・「磁石が狂う」説・訪れる前に知ること

山梨県 山・峠・森 恐怖度 ★★☆☆☆

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心霊.JAPAN 編集部 による調査レポート

青木ヶ原樹海は、日本でもっとも「怖い森」として語られてきた場所です。しかし編集部が資料を確認すると、その印象の多くは、森そのものの性質ではなく、後から重なった物語によってつくられたものでした。

基本データ

所在地 山梨県富士河口湖町・鳴沢村にまたがる富士山北西の森
面積・標高 約30平方キロメートル、標高およそ920〜1300メートル
成り立ち 貞観6年(864年)の貞観大噴火の溶岩の上に、約1200年かけて原生林が形成された
指定 富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区。「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」として国の天然記念物
「磁石が狂う」説 溶岩に磁鉄鉱を含むため1〜2度程度の乱れは生じるが、方角が分からなくなるほどではない

結論:怖さは、森の性質より後から重なった物語から来ている

青木ヶ原は、864年の貞観大噴火で流れ出た溶岩が、当時あった広大な湖「剗の海」の大半を埋めた場所に生まれた森です。約1200年という歴史は、森としては若い部類に入ります。

溶岩の上に育った森なので土が薄く、木々は根を地表に広げて育ちます。昼でも暗く感じられ、風の音も吸い込まれるように静かになります。この環境が、訪れた人に強い印象を残してきたことは確かです。

「樹海」という名前と、名所化の経緯

山頂から眺めると、木々が風になびく様子が海原のうねりのように見えることから「樹海」と呼ばれるようになった、という説があります。

また、この森が「その種の名所」として広く知られるようになった背景に、松本清張の小説『波の塔』が取り上げられたことがあると、一般に言われています。つまり、現在のイメージの一部は文学作品とその後の報道で形づくられたものです。

編集部は、この森を興味本位で取り上げる記事を書くつもりはありません。ここでは、噂の仕組みを整理することにとどめます。

「磁石が狂う」は本当か

よく語られる「方位磁針が使えない」という話は、俗説です。溶岩地帯のため地中に磁鉄鉱が多く、方位磁針に1〜2度程度の乱れが出ることはありますが、方角が分からなくなるほど大きく狂うものではありません。

時計や車の計器、放送機器に異常が出るといった話にも、科学的な根拠は確認されていません。ただし、目印の少ない樹林では、方位磁針が正常でも道に迷いやすいのは事実です。

訪れる前に知っておくこと

青木ヶ原は国立公園の特別保護地区であり、国の天然記念物です。遊歩道の外へ出る行為は、迷う危険があるだけでなく、貴重な自然を傷めます。

夜間の立ち入り、遊歩道を外れる肝試しは絶対に避けてください。もし、つらい気持ちを抱えている方がこのページを読んでいるなら、一人で抱え込まず、よりそいホットライン(0120-279-338、24時間・無料)などの相談窓口に連絡してください。

森林の景観を楽しむなら、整備された遊歩道とガイド付きの探索ツアーが安全です。同じ富士山麓の人穴など、周辺の信仰の場もあわせて知ると、この一帯が古くから信仰の対象だったことが見えてきます。

場所

山梨県南都留郡富士河口湖町・鳴沢村(地図はおおよその位置を示しています)

訪問前に必ずお読みください

よくある質問

青木ヶ原樹海は本当に心霊スポットですか?

心霊現象が確認されたという公的な記録はありません。語られる噂の多くは、薄暗い溶岩の森という環境と、報道・小説で重なったイメージによるものです。

磁石が狂うというのは本当ですか?

俗説です。溶岩の磁鉄鉱により方位磁針に1〜2度程度の乱れは出ますが、方角が分からなくなるほどではありません。

青木ヶ原はいつできた森ですか?

貞観6年(864年)の貞観大噴火の溶岩の上に、約1200年かけて形成された原生林です。

勝手に森へ入っても良いですか?

おすすめしません。国立公園の特別保護地区で国の天然記念物です。遊歩道の外は迷いやすく危険です。

つらい気持ちのときの相談先は?

よりそいホットライン(0120-279-338、24時間・無料)などの相談窓口があります。一人で抱え込まず連絡してください。

青木ヶ原樹海で、何かを見ましたか。

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