禁忌01仮装をせず、無防備な姿で夜を歩く
サウィンの夜は悪霊が現れるとされ、人々は動物の皮や恐ろしい仮面をまとって、自分も悪霊の仲間のふりをして身を守ったと伝えられます。現在の仮装の起源とされる説です。
もちろん仮装しなければ何か起こるわけではありません。ただ「この夜は境が薄い」という古い感覚が、仮装という習慣を生んだと考えられています。
ハロウィン(10月31日)の起源は、古代ケルトの収穫祭サウィン(Samhain)にあるとされます。ケルトの暦では10月31日の日没から新しい一年が始まり、この夜はあの世とこの世の境が薄くなり、死者の霊や悪霊が現れると信じられていました。
仮装は悪霊に仲間だと思わせて身を守るため、ジャック・オー・ランタンは悪霊を遠ざけるための灯りとされています。今のにぎやかなイベントの裏側には、「魔除け」という本来の意味があります。
日本のお盆と同じく、死者が戻る夜に慎むべきこと・避けるべきことの言い伝えが各地に残ります。ここでは、ハロウィンにまつわる禁忌と伝承を心霊.JAPAN編集部がまとめました。
サウィンの夜は悪霊が現れるとされ、人々は動物の皮や恐ろしい仮面をまとって、自分も悪霊の仲間のふりをして身を守ったと伝えられます。現在の仮装の起源とされる説です。
もちろん仮装しなければ何か起こるわけではありません。ただ「この夜は境が薄い」という古い感覚が、仮装という習慣を生んだと考えられています。
カブやかぼちゃをくり抜いたランタンは、悪霊を遠ざける灯りとされます。由来として有名なのが、悪魔を騙したため天国にも地獄にも行けず、石炭の火を入れたカブを手にさまよう「ケチなジャック」の民話です。
玄関先に灯すランタンは「魔除け」。夜のあいだ火を絶やさないのが本来の作法だったとされます。
「トリック・オア・トリート」の起源には諸説ありますが、中世ヨーロッパの「ソウリング(魂のためのパンを乞う風習)」との関連が指摘されています。死者の魂のために施しをすると祈りが捧げられるとされ、訪問者に何も渡さないのは不吉と受け取られたといいます。
お菓子を用意するのは、いたずら除けだけでなく「迎える側の礼儀」でもあったのです。
ハロウィンは現在お祭り騒ぎのイメージが強い一方、本来は死者を悼み、供養する側面を持ちます。カトリックでは翌11月1日が「諸聖人の日」、2日が「死者の日(万霊節)」です。
メキシコの「死者の日」のように、故人を偲ぶ祝祭として続く地域もあります。仮装は自由でも、実在の事故や災害の犠牲者を連想させる仮装は避けるのが礼儀です。
境が薄いとされる夜に、わざわざ墓地や廃墟へ肝試しに行くのは、昔から最も戒められる行為です。霊的な理由を抜きにしても、不法侵入・近隣迷惑・転落事故の危険があります。
墓地は私有地や寺院の管理地で、立ち入りが禁じられている場所もあります。心霊スポットを知りたい場合は、全国心霊スポットマップで歴史と背景を学ぶだけにとどめましょう。
10月31日から新年が始まるとされた古代ケルトの暦。収穫の終わりと冬の始まりを祝い、死者の霊が戻ると信じられました。
悪魔を騙して地獄にも天国にも行けなくなった男の民話。アイルランド移民が米国でかぼちゃに替えたとされます。
死者の魂のためにパンを乞い歩いた風習が、お菓子をねだる現在の形につながったとする説があります。
11月1〜2日に故人を迎える祝祭。先住民の信仰とカトリックが融合したもので、日本のお盆と比較されます。
死者が戻る時期に灯りをともし、供え物をし、迎えて送る。文化は違っても、死者と向き合う感覚には共通点があります。
現地へ行かず、歴史と背景を読んで楽しむのがおすすめです。いずれも心霊.JAPAN編集部が史実と噂を分けて整理した記事です。
全国心霊スポットマップでは、ほかの場所も探せます。
本記事の内容は、ケルト文化・民間伝承・各種文献に基づく一般的な説明で、起源には諸説あります。「禁忌」とされる事柄も、実際に何かが起こると断定するものではありません。
特に渋谷など繁華街では、路上飲酒の禁止や混雑による事故防止のため、自治体が注意を呼びかけています。仮装を楽しむ際は、ルールとマナーを守り、近隣や他の人への配慮を忘れないようにしましょう。
ハロウィンの夜、あなたは何を灯しますか。